文語文法の概要

品詞の分類ー言葉の要素

 

1-1.自立語ー単独で意味が分かるー活用するー動詞・形容詞・形容動詞

1-2.自立語ー単独で意味が分かるー活用しないー名詞・代名詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞

2-1.付属語ー単独で意味が分からないー活用するー助動詞

2-2.付属語ー単独で意味が分からないー活用しないー助詞

 

1.自立語?単独で意味が分かる

  (1)活用する(語尾が変化する)

       述語になる。

          動詞ー「ウ段」で終わる。ー歩む・行く

          形容詞ー「し」で終わる。ー美し・冷たし・白し

          形容動詞ー「なり」「たり」で終わる。ーはるかなり・平然たり

  (2)活用しない

       主語になる

          名詞ー花・鳥・風・月・山・川・海

          代名詞ーこれ・それ・あれ・どれ

       主語にも、述語にならず、「用言」(動詞・形容詞・形容動詞)を修飾する。

          副詞ーいと・ふと・きっと

       主語にも、述語にならず、「体言」(名詞・代名詞)を修飾する。

          連体詞ーこの・その・あの・どの

       主語にも、述語にならず、修飾の働きもなく、前と後の文・句・語の関係を示す

          接続詞ーまた・そして・しかし

       主語にも、述語にならず、修飾の働きもなく、一語で独立して用いられる

          感動詞ーあな・あら・いざ・さあ

2.付属語?単独で意味が分からない

  (1)活用する

       主に動詞に付属して叙述の意味を助け補う言葉。

          助動詞ーき・けり・つ・ぬ・ず など

  (2)活用しない

       自立語相互の関係を示したり、文の陳述に関係したりする語。

          助詞ーぞ・なむ・や・か・こそ・の・が・は・も など