4.切れ字「や」と「かな」の併用

元来一句に「や」「かな」を同時に使うのを嫌うのは、絶対的な理由があるわけではなく、
「や」「かな」ともに詠嘆が相当重くひびくので、一句の中心が二つになるのをおそれたものである。
句が分裂しなければ 別にこだわる必要もないことである。 (加藤 楸邨)

 

     夕顔秋はいろいろの瓢(ふくべ)かな