作成者:Web Master 作成日:火, 06/28/2016 - 06:21
「季を取り合するに、句の古び安き煩(わずらい)有り」(服部土芳著「わすれみづ」)
季題を安易に一句のなかに取り合わせて詠みこむと、それは句が陳腐になり易い、
そういうおそれがあります。
解説:
季語は、一句の中に入り、その季語がほかの言葉と堅密な関係でつながり、
ほかの季語ではさしかえできない、つまりのっぴきならない使われ方をしたとき、
はじめて「季語」として有効になるのです。
(石寒太「芭蕉の言葉に学ぶ 俳句のつくり方」)